みらいスケッチわが家の記録
目標の立て方

漢字テストの目標を、子どもが80点から50点に決めした

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漢字テストの目標を聞くと、子どもは80点と答えました。でも、覚える漢字の数を一緒に数えると、最初の目標は50点に。遠い点数を目指す前に、今日から何をするかを親子で考えた話です。

目次 · 5項目

子どもに目標を聞いたら、高い点数を言った。でも、それを取るために何をしなければいけないかはまだ見えていない。そんなとき、親が「もっと頑張りなさい」と背中を押すのではなく、必要な漢字の数を一緒に数えて、子ども自身が「じゃあここから」と選べるようにした日の話。

この記事では、私が自宅で実践してきた「みらいスケッチ式」の子育てから、子どもが自分で第一目標地点を決め、動き出すための考え方をお届けします。

漢字テスト50問のうち、10問もなかった

このときの息子は、50問の漢字テストで、そもそも10問もできていないくらいの状態でした。

その状態で目標を聞いたとき、最初に子どもは「80点」と言いました。ただし本人は、その80点を取るために具体的に何をしなければいけないのか、まだ分かっていなかった。80点という数字を、感覚で言っていたところがあります。

漢字の勉強を嫌がる子と、目標点を話し合う

まず、私がこう聞きました。

「漢字テストの勉強どうする?」

すると、

「やりたくない!」

と返事が来たので、こう聞きました。

「じゃあ50問テストで0点でも別に問題なし?」

すると子どもは、

「うーん、ちょっと悔しいぐらい」

という反応をしました。

そこで、

「じゃあ、その悔しさを満たすぐらいの点は何点?」

と聞いたところ、最初に出たのが「80」でした。

その後、点数を具体的な行動に置き換えて考えました。80点なら、50問のうち40問正解しなければなりません。つまり、**「80点を取ろうと思ったら、40個漢字を覚えないといけないよ」**という現実に落としました。

そこで本人も考え直して、

「50ぐらい」

となりました。

50点なら25問。だから、

「50点取れるためには25個漢字を覚えれば取れるでしょ。じゃあ、それを第1目標じゃない?」

と話しました。

50点・80点・100点と、勉強の目標を分ける

これは、「80点と言った子どもの目標を、親が50点まで下げた話」ではありません。

50点を最終目標にしたわけでもない。

私の考えでは、

  • 第1フラグが50点

  • 第2フラグが80点

  • 第3フラグが100点

というイメージです。

だから、「50点を取りに行かせる物語じゃない」

一番近い表現は、

「50点っていう最初の入り口に向かって、走り出せなかった車を走らせる物語」

ということです。

80点という目標を否定したわけではない。最初から80点を目指そうとすると、現在地から遠すぎて何をすればいいか分からない。そこで、まず25個覚える。まず50点という最初の旗まで行く。そこまで行けたら次は80点。さらにその先に100点がある。

漢字テストの目標を3段階に分けるこれから目指す点数
  1. 第1目標50
  2. 第2目標80
  3. 第3目標100
まずは、漢字25個から。

子どもが目標を決め直すとき、親がなかったこと

この場面で親は、

「80点って言ったんだから80点頑張りなよ」

とも、

「もっと取れるでしょ」

とも言っていない。

子ども自身が、現在地と必要な行動を見たうえで、最初の目標を決めている。

大事なのは高い数字を言わせることではなく、実際に動き出せるところまで目標を具体化すること

50点で満足させるのではなく、50点から走り始めてもらう。

ここが、この話の核です。

漢字25個から始める、最初の学習目標

うちの子は漢字テストで80点を目指せる可能性を持っている。でも、その日その時点では、40個も漢字を覚える現実が見えていなかった。

そこで必要だったのは、80点という遠い山を指差すことではなく、**「じゃあまずここまで行こうか」**という足元の最初の旗を一緒に探すことでした。

子ども自身が「50点なら行けそう」と思えたところから始める。そこに立ったら、次は80点が見えてくる。さらにその先に100点がある。

目標を下げたのではない。走り出せる入り口を探した。

これが、みらいスケッチ式の「第1目標」の立て方です。

この記事について

長島敏行(みらいスケッチ代表)自宅で小学生の子どもと「みらいスケッチ式」の子育てを実践しながら、その記録を発信しています。うまくいった日も、見立てが外れた日も、そのまま書きます。書き手の自己紹介を読む