夏休みの宿題が1週間前に終わった。親子で決めた計画と見直し
去年は最終日まで残っていた夏休みの宿題。今年は、終わらせる日を先に決め、毎日の量に分けました。途中で読書感想文が遅れたときは計画を見直しながら、子どもが進めていった記録です。
目次 · 4項目
夏休みの宿題が、最終日まで残ってしまう。
「宿題、あとどれくらい?」と聞くのが怖い、という親がいるとしたら、去年のうちはその中のひとりでした。
去年の夏休み。
うちの上の子は、宿題を最後まで全部やりきれませんでした。終わらなかった。「あ、これやんなきゃ。あ、あれやんなきゃ」と、最終日までボロボロと残り続けたのが、去年の夏休みの記憶です。
下の子は、初めのうちはまとめてやっていたんですけれど、最終的にはあちこちに穴があいた状態。順調ではなかった、と今振り返ってもそう思います。
今年の夏休み、今のところ、違います。
8月17日には、上の子はもう終わりました。夏休みを1週間以上、残しています。下の子も「来週には終わるかな」と、余裕を持っています。
これは、今年に入って急に宿題が得意になったからではなく、これまでの8か月あまりで、子どもの中にあるものが変わったからだと感じています。
夏休みの宿題を、始まる前に全部書き出した
今年の変化を1つ挙げるなら、「今日やるもの」が半透明でなく、全部見えるようになった、ということです。
うちでは、毎日やることを家族で決めて、みんなが見えるところにあります。「今日は計算ドリルを1ページ、音読、リコーダー」というように。そして翌日になれば、翌日の分が見えます。やったらチェック。宿題が「自分の今日のタスク」として扱われています。
これを去年の12月ごろから続けてきて、合計200日以上。
その結果として、宿題が「親に言われてやるもの」ではなく「自分で決めたこと」として回るようになってきた。「自分のことは自分でやる」という状態に、かなり近づいてきたな、と感じています。
宿題を終わらせる日と、毎日の量を決めた
今年は、夏休みが始まる前に「何日までに終わらせるか」を先に決めました。
そのうえで、夏休みの全日程について毎日何をやるか、ドリルの「何ページ」という単位まで、全部振り分けました。
振り分けの計算は、みらいスケッチのアプリの機能を使いました。ただ、これは「アプリがあるからできた」のではなく、8か月かけて子どもの中にできた土台があり、初めて活きたものです。
夏休み最初の1週間で見えた、宿題の進み方
計画作りが終わってから、子どもたちは毎日取り組んでいました。
1週間ほど経って、「ある程度その通りに進んでいた」ので、「あ、もう今年は大丈夫だ」と感じた、と記憶しています。
予定どおりに進めるようになったのは、子ども自身が「これは自分で決めたこと」として扱っているからだと思います。誰かに決められた宿題は後回しになりますが、自分のクエスト(子どものタスク)は自分で進みます。
読書感想文が遅れたときは、宿題の計画を見直した
読書感想文は、予定より1週間遅れました。
苦手な分野で、予定を立てても「まだ本を全部読めてないから」という理由で、当日はできませんでした。
そこで、予定そのものを1週間ずらしました。そのうえで、「今日はやらなきゃいけないね」と話し、なんとか完成しました。
計画は鎖ではなく、杭です。動かせるから、続けられる。
感想文が遅れたときは、
予定を1週間ずらしました。
夏休みの宿題が終わった日の、親子の会話
宿題が終わった日、会話はこうでした。
「できた」
「あ、本当? 全部終わったの?」
「全部終わったよ」
「すごいじゃん。じゃあ見せて」
内容を見て、「初めての感想文にしては結構よく書けたんじゃない?」と話した。
他には、なるべくプロセスを見ようと心に置いておくくらいでした。
「宿題やりなさい」と声をかけて動かす段階は、もうすでに通り過ぎています。 今は、できたことについて普通に話すだけです。「やったんだ、すごいじゃん」「見せて」「何が大変だった?」。
宿題を進める順番が、子どもに見えるようになった
これは「子どもが急にやる気を出したから」ではありません。
子どもの性格が1年で変わるわけではなく、家庭の中で「今日やることが見えて、自分で決めたことが続く」という枠が8か月続いた結果です。
その差は、夏休みの宿題にいちばん如実に出ました。
そして、社会に出る10年後くらいには、自分で考えて決めて振り返りができる。求められる動きができる人になっているんじゃないかと楽しみにしています。
次の記録:子どもの宿題とAIの使い方
次回は「『答えを聞くんじゃなくて、解き方を聞きな』――子どもの宿題とAIの話」を書きます。