子どものゲーム・動画時間を、毎日のやることとつなげた話
ゲームや動画を楽しみに、子どもがその前の行動を考えるようになりました。うちで試したのは、やることを終えた先に、追加で遊べる時間を置くこと。子どもとの約束を親も守るところまで含めた、日々の記録です。
目次 · 4項目
子どもが自分で動くための、使い分けの話
ゲームやYouTube、YouTubeショートには、明確な終わりがありません。
昔のゲームには、「クリア」というひとつの区切りがありました。 今のゲームや動画は、続けようと思えば、いくらでも続けられます。 見終わっても、次の動画が出てくる。 遊んでいても、次にやることが出てくる。
子どもが自分で切り上げるのは、簡単ではありません。 親としては、放っておけば延々と見続けてしまうことが心配になります。
ゲームや動画は、子どもにとって、とても強いものです。 だからこそ、完全に取り上げるのではなく、使い方を考えました。
ゲーム・動画の追加時間を、やることの後に置く
うちでは、ゲームや動画を、今日のタスクを終えたあとの報酬にしました。
最初に置くタスクは、特別なことではありません。
宿題。 明日の準備。 音読。 習い事の練習。
すでに生活の中にあるけれど、毎日はできていないことです。 それができたら、ゲームや動画を少し多く楽しめるようにする。
これは、子どもが好きなことを、やらせるための道具にするというより、今日やることを終えたあとに、自分の自由な時間を持てるようにするための仕組みです。
ゲームをしてから勉強する、ではうまくいきにくい。 でも、今日のタスクを終えたあとにゲームができる、という順番にすると、安定しました。
子どもがゲームの時間から、宿題の順番を考えた
続けるうちに、子どもは自分で時間を計算するようになりました。
勉強や習い事の練習、毎日のタスクと、ゲームや動画の時間。 その両方を、自分で調整し始めました。 以前のように、時間が大きく伸びすぎることも減っていきました。
親に「宿題やったの?」「明日の準備は?」と言われ続けるのではなく、自分でやることを終えたら、自分の時間を自由に使える。 子どもにとって、その自由な時間には大きな価値があります。
報酬の約束は親も守り、疲れた日は話し合う
ただし、この仕組みは、親が約束を守らないと崩れます。
タスクが終わっていないのに、ゲームや動画を見せる。 そのことが続くと、「やらなくても見られる」と子どもは学びます。 すると、タスクと報酬のつながりがなくなります。
だから、見られるのはどんな状態になったときかを、最初に話しておく必要があります。 約束したなら、親も守る。 やりたければ、まずタスクを終えてから。 そこは曖昧にしないことが大切でした。
もちろん、体調が悪い日や、どうしても気分が乗らない日はあります。 そんなときは、無理にやらせるのではなく、タスクを小さくする。 どうしても無理なら、その日は休む。 ただ、休むことも勝手に決めるのではなく、「今日はお休みにして、明日からまたやろう」と親子で話して決めます。
勉強とゲームを、同じ一日の中で組み立てる
勉強の成果は、子どもにとってずっと先にしか見えません。
成績が上がること。 進学先が広がること。 将来の選択肢が増えること。
大人には大切に見えることでも、子どもにとっては、今すぐ楽しめるゲームや動画より弱い動機になりやすいと思います。
だから、両者を戦わせない。 今日のタスクを終えたら、好きなことを楽しめる。 その順番をつくる。
ゲームや動画は、使い方を間違えれば心配なものです。 でも、子どもがやりたいことは、動き出す原動力にもなります。 量を話し合い、約束を守り、必要なら少しずつ調整していく。
そうすれば、ゲームや動画は、ただ取り上げるべきものではなく、子どもが自分で一日を組み立てるための、強い味方にもなります。
「ゲームは、タスクを終えるまで一切できないの?」と思われた方もいるかもしれません。自由時間をどう先に渡し、どこからを報酬にするのか。その具体的な設計は、次の記事で書きます。